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2020.06.29

丸いあいつ

MIKI SAKURAI

Planner

はじめまして。

入社2年目、スパーク1年目の櫻井と申します。

2020年度からプランナーになり、やるぞ!!と意気込んだ瞬間に自粛期間が始まりました。

まだまだ企画について勉強中ですが、テイストとしてはシュールなギャグが好きです。

あと、よく要潤に似ていると言われます。
私は女です。

お笑い好きの要潤女と覚えて頂ければ幸いです。

そんな私も今年で24歳になりますが、今回は24年間生きていて1番忘れられない、神秘的な出来事について書こうと思います。

マリモについて。

それは高校2年生の時。

当時ポケモン一直線だった私に、アナログな趣味を持って欲しいと母が買ってきてくれたことから始まりました。
変化のない毎日に訪れた天使、万歳三唱とばかりに私はマリモを引き受け、すぐに「スーモ」と名付け初孫の如く可愛いがりました。

日々エサのようなものをまぶし、
残した?エサも綺麗に掃除し、
小洒落たジュエリーも水槽に入れちゃったりして、
スーモもあまりの居心地の良さに阿寒湖と勘違いしていたと思います。

まさに私とスーモはベストパートナー、種族の壁を超えた2人でした。

しかし、それは突然やってきます。

ある朝いつものように水槽を覗くと、丸さこそ最大のアイデンティティであったスーモがちょっと凹んでいたのです。

おかしい、目を2、3回こすっても形が変わっている。
ふとスーモの周りを見ると藻が散らばっていました。

そう、あの強固に結びつきまとまっているマリモの藻が、ほぐれて散らばっていたのです。

これは一大事。プチパニックに陥ります。

取り敢えず、彼に元気を取り戻して貰うため「ゆず」を大音量で聞かせました。
しかし明らかに元気の下り坂を下っている彼には何も効かず、為すすべはありません。

冷静になり、下手に触れない方がいいと考えゆず治療を続行したままそっとしておくことに。

次の日。
よりほぐれていました。

‥ダメだ。
湘南乃風に曲を変えます。

次の日。
一回り小さくなっている。ちょっとこの辺から面白くなってきます。

次の日。
周りの藻の方が質量が多くなりました。いよいよどっちが本体か分かりません。

この頃にはもう己の趣味の曲を流していました。m-floのcome againを鬼リピです。

次の日。
完全に藻となり、あの愛おしい球体の面影は無くなりました。
スーモがcome againする事はなかったのです。

あっという間にただの藻になってしまったスーモ。

「これは‥どっちだ?」

元スーモをどう処理していいのか分からないまま、立ち尽くす飼い主。

その時、私の脳内に様々な思考が駆け巡りました。
藻になってしまったマリモ。
マリの部分が無くなってしまった"モ"。
跡形も無くなったスーモ。

もう一度彼に会いたい。

そう思った瞬間、私はそっと沈着した藻を救い、そのままギュッと絞りました。

そしてコロコロと丸め、水槽に戻しました。

(途中でふざけて三角形にしましたが、良心が痛み丸に戻しました)

スーモを復活(?)させたのです。

次の日水槽を覗くと、何事も無かったようにまん丸なままのスーモが水槽に鎮座していました。
なんという不思議、生命の神秘。
彼は見事生き返ったのです。

それからスーモは以前と変わらぬ球体を保ったまま元気に過ごしていましたが、ある日突然部屋から水槽ごと姿を消しました。
しかし私はパニックになるどころか、いなくなったことをすんなり受け入れることが出来ました。
「もしかしたらスーモは幻だったのかもしれない。」

どこに行ってしまったのか、捨てられてしまったのか。探すことはありませんでした。
どこかで生きていてくれればそれでいいのです。
決して、飼育がめんどくさくなった訳ではありません。

彼は私に様々なソフィアを与えてくれたスフィアでした。

今では、この神秘的な体験のお陰で感性が培われ、美大に合格できたと思っています。
まったく、スーモには頭が上がらないものです。

因みに姿を消したスーモは、当時ワルだった兄の友達が家に遊びにきた時盗んでいったそうです。南無。

続いては笑顔が素敵なデザイナー、清水さんです。