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2018.09.12

とりあえず一気に書いてみた。

Yohei Ishida

Director
Planner

ブログの一番バッターに指名された。
完全な嫌がらせだと思った。

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始めが面白くなければ今後が読みたくならない。
でも、敷居を上げると次回以降がなんか大変。
お題はない。お任せなスペース。
とりあえず何度も書き直さないことに決めた。
どんな人が読むのだろう。
と、広告的な考え方に一瞬陥ったけど、やめた。
ここは自由な場所。自由って大変。

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考えてみれば2002年にTYOに入社し、もう16年。
入社した年に生まれた甥はもう高校生。
もうボウボウ。ビビる。
TYOも変わってきたようで、そうでない気もする。
色々と思い返してみることにした。

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入社面接はとにかくユルい気分が漂っていた。
大八さんといましろたかしの話で盛り上がった。
なんかこの感じ良いなぁ、と思いTYO入社。
同期には磯見さんや西川さん。
勝野さんや土井さんや堀野さんがいた。
入社するまで広告を意識したことはなかった。
MVや3Dアニメなどの映像に興味があった。

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会社は目黒にあった。
出社すると、徹夜明けの山内さんが目を覚まし、
笠井さんの罵声が響き渡っていた。
久川さんは常にあまりもガングロで、
西川さんはことあるごとに泣いていた。
納会では大八さんが8と描かれた服を着ていて、
中嶋さんが半裸で走っていた。
なんだか動物園にいるような、
活気のある愛すべき会社だなと感じた。

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研修期間の間、志田さんや羽鳥さんや尾村さんの
元で基本的なことを学んだ。
ガレージに行くとバイトの粟津さんや山中さんや
本間さんや大山さんがたむろしていた。
プロデューサーの平田さんと制作の志田さんの
やりとりは、絶妙な熟年夫婦のように感じた。
羽鳥さんはいつも遅くまで会社に残り、
デスクでノートに何かを細かく書いていた。
唯一、受け答えの仕方を注意された。
「うん」ではなく「はい」のほうが良いよ、と。

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そして研修期間を終え、企画畑に放牧。
企画打ちは自分を表現できる唯一の場所だった。
目黒にあったドトールに一日中こもり、
ただただ企画を考えていた。
面白いと思う企画のディテールを詰めてみたり、
方向性を広げてみたり、島で分けたり。
人格を変えて誰かになりきって考えてみたり。
企画は無限にあるはずで、正解もあると思ってた。

で、企画打ちに出ては田川さんや高橋さんの
企画に驚かされ、右高さんの企画に関心し、
大八さんやカメヤマさんの世界観に困惑し、
自分の企画に苦笑いした。

企画打ちは企画の内容はもちろん、
自分自身をプレゼンテーションする場所だ。
もはや一人商店。一回一回が真剣勝負。
塁に出なければ次の打席は回ってこない。
文字で伝える人、絵で伝える人、資料で伝える人、
伝え方は人それぞれ。
全てが次の仕事につながる濃密な時間だった。

とはいえ、深夜までの企画打ちは辛かった。
1時間、誰もしゃべらずに時間だけが過ぎていく
打ち合わせなんてよくあった。
仕切り直して明日の朝から打ち合わせしましょう、
とは当時誰も言わなかった。
徹夜して打ち合わせすることの美学というのか、
変なこだわりを気味悪く思っていた。
目的と手段が混合しているような非効率さを常に
感じていた。

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入社当時は早川さんの元、友次さんと真田さんと
大八さんルームに分かれていて、大八さんルーム
に所属していた。何か特別な事をしてもらった記憶
はないけど、先輩には恵まれていた。

精度の高いCMを職人的に作ってしまう友次さん。
無邪気を装い物事を斜めから捉える真田さん。
共感できない独特の世界観で突き進む大八さん。
コマ撮りアニメを追求し始めた合田さん。
嘘のないリアリティーを求め続けるカメヤマさん。
異国感のあるルックでカメラも回すマンジョット。
車のコンテが躍動的でうますぎる西野さん。
プレゼンに勝ちまくる少しマニアックな松さん。
冷めた目で情緒的な映像を作る高橋さん。
可愛げがあって自虐的でユーモラスな羽鳥さん。
軽いけど毒っ気のある笑いを求める田川さん。
チープなギャグを追求し続ける浜崎さん。

様々な種類の個性を身近で感じられたことが
とても刺激になった。
先輩方のリールは全てロッカーにあったので、
夜に一人で見て楽しんでいた。
特にディレクターズバージョンは演出へのこだわり
と試行錯誤が垣間見れて面白く勉強になった。

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勉強になったといえば、
プロデューサーの意見や考え方は勉強になった。
初めて大きな仕事をしたのは北乃きいが出ていた
キットカットのCMだと思う。プロデューサーの倫正
さんの演出的な目線からの指摘にはいつも緊張し
ていた。なぜそういう繋ぎにしたのか、別の可能性
は探ったのか、こっちの方が良くないか。面白がっ
てくれる人に、期待以上の仕上がりで応えようと歯
を食いしばっていた。
また、TYOに途中参加した鷲見さんは、独特の熱量
というかムードを発していた。クリエイティブに熱く
浜崎さんの自主制作CMの後押しも行っていた。
キユーピーのCMでは、遠慮せずにやれば良いと強
く背中を押された。そんな鷲見さんと今は同じ部署
にいる。なんだかとても不思議な気持ち。

改めて考えてみれば、16年間お世話になった人は
とてもたくさんいる。
中嶋さんは愛のあるプロデューサーだ。
Mっ気が強く、懐の深さがとても魅力的だった。
ノリさんは女子的感覚を持ったプロデューサーだ。
海外ロケではブランドものを漁っていた。
武志さんはオシャレなプロデューサーだ。
価値観が業界人的で、もはや超越していた。
川崎さんは変なプロデューサーだ。
思いつきが激しく演出寄りの発想を持っていた。
高野さんはよく喋るプロデューサーだ。
初めてのカンヌではずっと愚痴をこぼしていた。
久保田さんは優しいプロデューサーだ。
制作の時はただならない雰囲気が半端なかった。
元松さんはクールなプロデューサーだ。
深夜のフェアレディーゼットは最高だった。

レモンカンパニーの時に仕事をした横山さんや
佐藤さんと一緒の会社になり、ブラボーフィルム
の時に仕事をした高木さんや境野さんとも同じ
会社になったりと面白い巡り合わせも起きてきた。

最近では、既に成熟した映像を作ってしまえる若手
演出や良い映像を作りたいと熱く語る若手制作に
刺激を受け、そして社長は、まさかの早川さん。

個性あるTYOの中に更なるうねりが生まれたら
きっともっと楽しいんだろうな、とぼんやりと想像し
ワクワクしている。

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お世話になっています。
企画演出の石田は今も元気です。
今後ともよろしくお願いします。
思考をリレーさせる日記にしてみました。
次回は樋口さんです。お楽しみに!

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